オギサンライズ（1987年生、母シンツービート）

オギサンライズ（1987年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時8歳）と交配したシンツービートが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野村龍松。戦績は、中央平地28戦2勝2着2回、地方16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

5月6日、デビュー戦は町田義一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は438kg。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月26日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンドルフィンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月16日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（福島ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で町田義一騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトロピカルサウンドを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月8日、中2週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で町田義一騎手（3戦2勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で町田義一騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で町田義一騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田義一騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（1991年）

6月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で町田義一騎手（7戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で町田義一騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で町田義一騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で町田義一騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で町田義一騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月17日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

5歳（1992年）

1月25日、中9週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は町田義一騎手（12戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したベルマーベラスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月16日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田義一騎手（14戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田義一騎手（15戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田義一騎手（16戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田義一騎手（17戦2勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

6月13日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田義一騎手（18戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で町田義一騎手（19戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で町田義一騎手（20戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で町田義一騎手（21戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したバロールにクビ差届かず2着となった。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で町田義一騎手（22戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

6歳（1993年）

1月17日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で町田義一騎手（23戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で町田義一騎手（24戦2勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で町田義一騎手（25戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で町田義一騎手（26戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

5月10日、中7週で迎えた29戦目は、海方栄二騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた30戦目は、皐月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のアタゴイズミに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月8日、中1週で迎えた31戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた32戦目は、鳥海大賞典（上山ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は海方栄二騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月5日、中1週で迎えた33戦目は、文月特別（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた34戦目は、文月特別（上山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で海方栄二騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったビップフライトからクビ差の2着となった。

8月14日、中3週で迎えた35戦目は、サンシャインマイラーズカップ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で海方栄二騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアメリカンミツルに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月22日、連闘で迎えた36戦目は、葉月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で海方栄二騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズランジョニーから1馬身差の2着となった。

9月15日、中2週で迎えた37戦目は、東北サラ大賞典（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で海方栄二騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月3日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた38戦目は、一般A3（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で海方栄二騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のツカサトキオーに2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

7歳（1994年）

9月18日、約11か月半の休養明けで迎えた39戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で海方栄二騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた40戦目は、神無月特別（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で海方栄二騎手（10戦3勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた41戦目は、神無月特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で海方栄二騎手（11戦3勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8歳（1995年）

6月12日、約8か月の休み明けで迎えた42戦目は、水無月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で海方栄二騎手（12戦3勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた43戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で海方栄二騎手（13戦3勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた44戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で海方栄二騎手（14戦3勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。