マルカツオウジャ（1990年生、母ミナミノレデードン）

マルカツオウジャ（1990年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーパスノーセール（当時8歳）と交配したミナミノレデードンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着3回。1992年のラジオたんぱ杯3歳ステークス(G3)で2着に入った他、1992年の京都3歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

7月26日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月20日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコシノリュウオーに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月26日、連闘で迎えた4戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したライブハウスに3/4馬身届かず2着となった。

10月10日、中1週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリアリスティックに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

11月1日、連闘で迎えた7戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったライブハウスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月22日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はエルウェーウィンと並んで1着同着となった。

12月26日、中4週で迎えた9戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたナリタタイシン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3歳（1993年）

1月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

4歳（1994年）

4月17日、約15か月の休み明けで迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、陽春ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた12戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

6月19日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、オークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた15戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月12日、連闘で迎えた16戦目は、桂川ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5歳（1995年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

3月4日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、但馬ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6歳（1996年）

1月5日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた20戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月7日、中9週で迎えた21戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月5日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月19日、中1週で迎えた23戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7歳（1997年）

1月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた26戦目は、テレビ山梨杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（7戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた27戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた28戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた29戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた30戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、薫風ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、マラヤン・レーシング・アソシエーション・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月5日、中5週で迎えた32戦目は、垂水ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

7月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のやまなみステークス（小倉芝1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。