ミキノモナコ（2004年生、母ユカリ）

ミキノモナコ（2004年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋モナコ公国より」。毛色は栗毛。種牡馬のディアブロ（当時17歳）と交配したユカリが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は久米和夫。戦績は、中央平地24戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、久米和夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、永村侑から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、谷口久和によって378万円で落札された。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月16日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のマセラティスタを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2007年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったアイヴォリーカラーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

5月13日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、トーセンセイントにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプレンティラヴをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

11月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の秋保特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

11月24日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

4歳（2008年）

1月5日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のピサノヨシツネをクビ差振り切って勝利をモノにする

1月27日、中2週で迎えた14戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

3月29日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた16戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

7月27日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（8戦2勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（9戦2勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったスーサンライダーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月7日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（10戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（11戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（12戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた22戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

12月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた24戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。