ベスビアナイト（2017年生、母モルガナイト）

ベスビアナイト（2017年1月26日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「宝石名」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したモルガナイトが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年のダイヤモンドステークス(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月21日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月30日、中9週で迎えた2戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3歳（2020年）

3月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたマイネルクロンヌ決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月16日、中7週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月25日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4歳（2021年）

1月23日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゾロに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月25日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラスの雨飾山特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウラツワンを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

6月20日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したドリームスピリットにクビ差届かず2着となった。

9月25日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はロードトゥフェイムと並んで1着同着となった。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

5歳（2022年）

2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（阪神芝3200m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のホウオウエクレールをクビ差振り切って勝利をモノにする

5月29日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

8月6日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6歳（2023年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。17頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

8月5日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。