ウイニングコウイチ（2005年生、母ソニャトーレ）

ウイニングコウイチ（2005年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時12歳）と交配したソニャトーレが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原武男。戦績は、中央平地17戦1勝、地方13戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、漆原牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、漆原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、杉元四男によって504万円で落札された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月5日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3歳（2008年）

3月16日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた7戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジエクストリームを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた14戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた15戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

4歳（2009年）

3月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

5月27日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、ひなげし特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月10日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、梅雨特選（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた20戦目は、夏ツバメ特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のスイングブレーヴに6馬身の差をつけて優勝

9月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、俵山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた22戦目は、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮平鷹志騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた23戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮平鷹志騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた24戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた25戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた26戦目は、筒ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた27戦目は、師走特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2010年）

1月19日、中2週で迎えた28戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた29戦目は、大観峰カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた30戦目は、フェニックス特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。