コルテジア（2017年生、母シェルエメール）

コルテジア（2017年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「礼儀、礼節(伊)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時18歳）と交配したシェルエメールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。2020年のきさらぎ賞(G3)に勝利した他、2020年のシンザン記念(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月20日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月21日、中8週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたシャドウブロッサム決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインマイティーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月9日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

3歳（2020年）

1月12日、中8週で迎えた5戦目は、3歳G3の日刊スポーツ賞シンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のストーンリッジをクビ差振り切って重賞ウィナーの称号を奪取した。

4月19日、中9週で迎えた7戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（5戦2勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（6戦2勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5歳（2022年）

6月12日、約24か月半の休養明けで迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデG3の中京記念（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

6歳（2023年）

6月11日、約10か月半の休養明けで迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

11月26日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた13戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2023年12月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。