ニシノメサイア（2020年生、母コズミックショア）

ニシノメサイア（2020年1月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+救世主」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したコズミックショアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は佐藤鉄也。主な勝ち鞍は2024年のディセンバー特別(一般C2)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月28日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

4月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月13日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7月1日、中6週で迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

9月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

10月18日、中5週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の四十雀特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2024年）

3月27日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、一般C3（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月19日、中2週で迎えた11戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、びわ特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、最後はキングフォーチュンと並んで4着同着となった。

8月23日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、サードニクス特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、マユグリーンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中3週で迎えた14戦目は、秋桜特別（浦和ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切ったが、4着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた15戦目は、実りの秋特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた16戦目は、東毛酪農63℃賞（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は福原杏騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた17戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、アストレア賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた18戦目は、ディセンバー特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は福原杏騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビップライアンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2025年）

1月7日、中1週で迎えた19戦目は、初夢特別（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。