アドルナメンテ（2013年生、母インディゴワルツ）

アドルナメンテ（2013年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「華やかに（音楽用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時6歳）と交配したインディゴワルツが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着3回、地方4戦0勝2着1回。2016年の岐阜金賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、安原浩司によって2,100万円で落札された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月12日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったクロコスミアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月29日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3歳（2016年）

1月31日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

7月16日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、トロピカルストームに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエアワイバーンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた13戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンニシパを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた14戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた15戦目は、くず湯賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（2017年）

3月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、爽春賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。