ヤマニンエレメント（2004年生、母ヤマニングロッシー）

ヤマニンエレメント（2004年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋要素」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時11歳）と交配したヤマニングロッシーが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害3戦0勝、地方36戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の遠野伝承園レース(一般B1二)。

経歴

デビュー前

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月20日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

4月7日、中7週で迎えた3戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4歳（2008年）

3月1日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた7戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月13日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月23日、中5週で迎えた9戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スターエフェクトに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月30日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハピネスソングに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルギサンナンバーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月21日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフローリスピースを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月13日、中2週で迎えた13戦目は、キリン生茶杯（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインサテライトに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1十一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた15戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコアレスカンパニーに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、はまゆり賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネベリンダを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた17戦目は、菅原勲騎手WSJS出場応援1st.（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラピッドプログレスに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月23日、中1週で迎えた18戦目は、かまくら賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2009年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、鵜の巣断崖レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた20戦目は、西行桜の森レース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモフェデラーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月18日、中1週で迎えた21戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシュクジャンヌに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、メイカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネベリンダを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた23戦目は、立夏賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウメノレイメイを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中3週で迎えた24戦目は、光と音のページェントレース（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月27日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、奥州前沢よさこいフェスタレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く3着に敗れた。

7月13日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた26戦目は、Morioka Summer Summi（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた27戦目は、全日本大学相撲十和田大会レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた28戦目は、おでんせ・べごっこフェスタレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた29戦目は、セプテンバーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレアンドロメダに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月3日、中1週で迎えた30戦目は、仲秋賞（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた31戦目は、遠野伝承園レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバルクに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月3日、中1週で迎えた32戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ第3戦（水沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、みちゃおきいちゃお IBC賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた34戦目は、横手りんごレース（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（10戦6勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

6歳（2010年）

4月18日、約4か月半の休養明けで迎えた35戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた36戦目は、緑風賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた37戦目は、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（11戦6勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた38戦目は、清水祭レース（水沢ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた39戦目は、十府ヶ浦砂音祭2010レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（12戦6勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた40戦目は、久慈納涼花火大会レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（13戦6勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月2日、中7週で迎えた41戦目は、二戸トリコロールフェスタレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（14戦6勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた42戦目は、南部鉄器レース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（15戦6勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月11日、中7週で迎えた43戦目は、農と輝の大地八幡平市レース（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（16戦6勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月25日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた44戦目は、海と高原のまちひろのレース（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（17戦6勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。