メリーポピンズ（2008年生、母ポレント）

メリーポピンズ（2008年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「児童文学作品の登場人物名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時8歳）と交配したポレントが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）下屋敷牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の小岩井ひとくちスモークチーズ賞(一般C1三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下屋敷牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,060.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、谷掛龍夫によって2,047.5万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月1日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は430kg。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、6着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3歳（2011年）

3月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月20日、中1週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月22日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月13日、中6週で迎えた7戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた8戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、小岩井ひとくちスモークチーズ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイントビーナスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、五葉山賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月19日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、最高級江刺りんごレース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた14戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、2011ファイナル JA江刺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4歳（2012年）

5月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、稗貫川レース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた17戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、ジューンカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた18戦目は、ジュライカップ（水沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた19戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、奥州水沢夏まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた20戦目は、夏スタ夏ウマ 2012（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。