ドングラシアス（2004年生、母ヤワラブライト）

ドングラシアス（2004年2月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ありがとう（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時12歳）と交配したヤワラブライトが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、中央障害26戦3勝2着3回、地方1戦0勝2着1回。2011年の中山大障害(JG1)で3着に入った他、2011年の小倉サマージャンプ(JG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月3日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

12月17日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

3歳（2007年）

1月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦の妙見山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リンリンリンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中0週で迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、カリスマコンコルドに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月7日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のレッドキャタピラーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた13戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4歳（2008年）

5月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月6日、中5週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仲田雅興騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のアザンクールに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月20日、中1週で迎えた18戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

11月15日、中7週で迎えた19戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

12月13日、中3週で迎えた20戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったドールリヴィエールから約14馬身差の2着となった。

5歳（2009年）

4月26日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 小雨/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月21日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタマモヴィグラスをクビ差制して3勝目をつかんだ。

7月25日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月21日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月14日、中7週で迎えた27戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（7戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。

12月26日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（8戦2勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。13着に敗れた。

6歳（2010年）

9月5日、約8か月半の休み明けで迎えた29戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

9月20日、中1週で迎えた30戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウエイトライから2馬身差の2着となった。

11月13日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月11日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 小雨/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2011年）

1月15日、中4週で迎えた33戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた34戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルダイセンに1馬身半の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。

9月19日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた35戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったクランエンブレムからクビ差の2着に甘んじた。

11月12日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた36戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月24日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた37戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は熊沢重文騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（2012年）

6月30日、約6か月半の休み明けで迎えた38戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを5馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた39戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9歳（2013年）

6月29日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた40戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（12戦2勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた41戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月14日、中6週で迎えた42戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。