ビッグオムレツ（1992年生、母ナルミカザリン）

ビッグオムレツ（1992年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のキタノトウザイ（当時16歳）と交配したナルミカザリンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月19日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月14日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、サムーラッシェにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月11日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は河北通騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月8日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、エスエムファイヤーに交わされて1馬身差の2着となった。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

11月26日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したセンターニーズを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月4日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（8戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたレッドコーラル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（9戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパワフルジョーを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3歳（1995年）

1月7日、中2週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で河北通騎手（10戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。