ジャングルパサー（2010年生、母アーモンドパサー）

ジャングルパサー（2010年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時12歳）と交配したアーモンドパサーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月11日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月2日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンライズウェイに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2013年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたレッドルーラー決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

7月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

8月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（函館芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

12月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2014年）

2月10日、中8週で迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

5月25日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲城特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったレイトライザーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月28日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず17着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2015年）

3月21日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた22戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。