レッドルーラー（2010年生、母ガゼルロワイヤル）

レッドルーラー（2010年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋統治者、支配者。世代の統治者たる存在となるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したガゼルロワイヤルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦4勝、中央障害7戦1勝。2013年の若葉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、グローブエクワインマネージメントによって3,255万円で落札された。

東京サラブレッドクラブにて総額3,600万円（9万×400口）で一口馬主が募集された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月18日、デビュー戦はC.スミヨン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のオースミアイビスに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジャングルパサーをクビ差振り切って2勝目をマークした。

3月16日、中6週で迎えた5戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクラウンレガーロを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

4月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦2勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく18着に敗れた。

4歳（2014年）

7月5日、約15か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月31日、中7週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

5歳（2015年）

4月25日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月5日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月23日、中7週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた15戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマドリードカフェを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

6歳（2016年）

2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のマレーシアカップ（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた19戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月11日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月19日、中9週で迎えた21戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた22戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7歳（2017年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5月13日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルナマハゲに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月2日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月28日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8歳（2018年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は西谷誠騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月17日、中8週で迎えた30戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。