フジコウキ（2001年生、母キャッチユアアイ）

フジコウキ（2001年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋馬主名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオース（当時5歳）と交配したキャッチユアアイが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）大西興産。戦績は、中央平地15戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、大西興産から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、大西興産から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって735万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた8戦目は、V.エスピノーザ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3歳（2004年）

4月17日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた12戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモチャーチルを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

11月5日、中6週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた18戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイティマンテンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月29日、中2週で迎えた19戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた20戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。