レディクロケット（1988年生、母ニューフロンティア）

レディクロケット（1988年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデイクタス（当時21歳）と交配したニューフロンティアが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

八木沢勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月2日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（1991年）

8月10日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

9月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブランドメジャーに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で栗原洋一騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原洋一騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗原洋一騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月7日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で栗原洋一騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4歳（1992年）

1月6日、中3週で迎えた9戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

3月7日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

4月25日、中6週で迎えた11戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったハービンガーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月11日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダービーローズを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

8月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミスダンネブローを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

10月18日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5歳（1993年）

2月27日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた23戦目は、柏崎正次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の日豊特別（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

4月10日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。