トスターバロン（1997年生、母ヘッドオブヴィクトリー）

トスターバロン（1997年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時13歳）と交配したヘッドオブヴィクトリーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、地方19戦2勝2着6回。1999年のサラ・プリンセス特別(牝地方重賞)に勝利した他、1999年のジュニアクラウン(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

後藤保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1999年）

6月2日、デビュー戦は東川公則騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブライトスパークに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したプリモラプラスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月26日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月13日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったボンバークインに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したナイスチェリーにクビ差届かず2着となった。

11月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のヤマノクルミを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月30日、中5週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3歳（2000年）

1月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3ニ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったコンサートタイトルをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

6月6日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳戦のサラ・クイーン特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（13戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、一般C3ホ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（14戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったロングタフネスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3ホ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で東川公則騎手（15戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のトモシロウイッシュに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

8月17日、中2週で迎えた19戦目は、春駒特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で東川公則騎手（16戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。