ツクバコンサート（2001年生、母ツクバノーブル）

ツクバコンサート（2001年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋演奏会」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時16歳）と交配したツクバノーブルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠伊藤牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月18日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3歳（2004年）

6月5日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月24日、中6週で迎えた3戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

8月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクイーンアイリスをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2005年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月18日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったレオフォーレンスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、2着のテンカジョウに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。