シャンゼリゼシチー（1999年生、母テイムズシチー）

シャンゼリゼシチー（1999年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時14歳）と交配したテイムズシチーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）八田牧場。戦績は、中央平地33戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額3,000万円（3万×1000口）で一口馬主が募集された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

3月24日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未出走（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた4戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のカラズスズカに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月24日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

4歳（2003年）

5月18日、約9か月の休み明けで迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月12日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったビクトリアノニジを半馬身捉え切れず2着となった。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したメイショウシスタスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月24日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5歳（2004年）

5月1日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（11戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月27日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（12戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた21戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月28日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた23戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

9月12日、中1週で迎えた24戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったタマモグリッターに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月18日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

6歳（2005年）

5月8日、約7か月半の休み明けで迎えた26戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

7月10日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

7月30日、中2週で迎えた29戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、伸びてきたヤマニントゥドロワ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月3日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

10月23日、中6週で迎えた32戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の原町特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。