アコークロー（2019年生、母ヌチバナ）

アコークロー（2019年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夕方と夜の間(沖縄方言)。父名および母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時10歳）と交配したヌチバナが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,000万円（25万×40口）で一口馬主が募集された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月18日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

3歳（2022年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に敗れた。

5月1日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月21日、中9週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったキャリックアリードに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月27日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のハッピーバレーに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月5日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったリヴェットに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4歳（2023年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したオヤノナナヒカリを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入った。

5月14日、中8週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のインペリアルラインをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月9日、中7週で迎えた13戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月9日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの昇仙峡特別（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

11月19日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（10戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2024年）

1月27日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、逃げるキタサンドーシンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

2月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月27日、中9週で迎えた19戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。