オヤノナナヒカリ（2019年生、母ナリタブルースター）

Oyano Nanahikari

2019.04.16

オヤノナナヒカリ（2019年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「恩恵」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したナリタブルースターが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はタガミファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タガミファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、スリーエイチレーシングによって2,310万円で落札された。

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月14日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り 小雨/稍重）に出走。馬体重は444kg。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

11月13日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、リバーサルバレットに交わされて2馬身差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したカンピオーネを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月26日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったトモジャワールドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったギャラクシーナイトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヨンに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月17日、中2週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4歳（2023年）

2月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアコークローに1馬身1/4の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

3月19日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月29日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。