ダイジュエンジェル（2001年生、母ツジノコーウン）

ダイジュエンジェル（2001年1月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時8歳）と交配したツジノコーウンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、地方36戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年のカーネリアン特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日田牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2003年）

10月6日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 小雨/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

3歳（2004年）

5月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るグランドフォンテンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月26日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジブルーハートに7馬身の差をつけて2勝目を収める

6月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、スターオブシアターに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキクノウォーニングを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のナティーステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したゼンノミラクルにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月30日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の向日葵特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（7戦3勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

4歳（2005年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、初茜特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（8戦3勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月11日、中5週で迎えた11戦目は、バレンタイン賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（9戦3勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた12戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は張田京騎手（10戦3勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月31日、中5週で迎えた15戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた16戦目は、撫子特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（11戦3勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したストレートホースを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月12日、中2週で迎えた17戦目は、堀切特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（12戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったスピードトニーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

7月21日、連闘で迎えた18戦目は、カーネリアン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（13戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のビートフォンテンをアタマ差振り切って制した。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、天王星特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（14戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5歳（2006年）

2月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から19kg絞って迎えた22戦目は、一般C1五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（15戦4勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（16戦4勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（17戦4勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（18戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（19戦4勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（20戦4勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

8月10日、中9週で迎えた29戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた30戦目は、文京区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

9月19日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、おうし座特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したアエノオペラオーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月24日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月4日、連闘で迎えた36戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。