ワンダフルラスター（2012年生、母Greer Lynn）

ワンダフルラスター（2012年1月26日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「素晴らしい輝き。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のTiz Wonderful（当時8歳）と交配したGreer Lynnが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2014年のなでしこ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月13日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスマートレジェンドに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下のヤマボウシ賞（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったキャプテンシップにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のなでしこ賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブルドッグボスをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

12月17日、中6週で迎えた4戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3歳（2015年）

2月22日、中9週で迎えた5戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

7月11日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4歳（2016年）

1月23日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初霞賞（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

4月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた10戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

7月24日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

5歳（2017年）

2月13日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

3月25日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

5月14日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。16着に終わった。