クレナイキング（1984年生、母ミスクレナイ）

クレナイキング（1984年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のタカラトウザイ（当時7歳）と交配したミスクレナイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は塚田達明。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、地方13戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年のアラ系3歳オープン。

経歴

デビュー前

佐藤勇厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

6月22日、デビュー戦は久保田敏彦騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田敏彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったチカスカイに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、西橋豊治騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西橋豊治騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイベントランナーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西橋豊治騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳300万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西橋豊治騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

11月22日、中2週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、オーゴンホマレに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月29日、連闘で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のモガミチェリーに3馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3歳（1987年）

1月10日、中5週で迎えた9戦目は、銀杯（京都ダート1800m 晴/稍重）に52kgの斤量を背負って出走。鞍上は久保田敏彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた10戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は西橋豊治騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で西橋豊治騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で西橋豊治騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は久保田敏彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田敏彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田敏彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田敏彦騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた17戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4歳（1988年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西橋豊治騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西橋豊治騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月2日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系4歳以上300万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は久保田敏彦騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で久保田敏彦騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で久保田敏彦騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で久保田敏彦騎手（10戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた24戦目は、アラ系4歳以上300万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田敏彦騎手（11戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニマイスターを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月25日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保田敏彦騎手（12戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で久保田敏彦騎手（13戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で久保田敏彦騎手（14戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月11日、中6週で迎えた28戦目は、原隆男騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2イ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた29戦目は、アラ系一般B2イ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原隆男騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた30戦目は、原洋順騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般B1 B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原洋順騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた32戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた33戦目は、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は原洋順騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた34戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原洋順騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1989年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2ハ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた36戦目は、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた37戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた38戦目は、アラ系一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は古川彰騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月13日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、小岩英敏騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1990年）

1月9日、中3週で迎えた40戦目は、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったローヤルスチールから1馬身半差の2着となった。