ハートインナウ（1988年生、母エーデルソロン）

ハートインナウ（1988年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時6歳）と交配したエーデルソロンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着3回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

9月30日、デビュー戦は菊川正達騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

12月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したベルモンテを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊川正達騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフィエスタデルソルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったカリスタグローリに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた8戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエクセルランに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月3日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月22日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたダイワリート決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた13戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’91インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた14戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4歳（1992年）

7月4日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 雨/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の襟裳特別（札幌芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の噴火湾特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた19戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた21戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5歳（1993年）

7月19日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、佐藤壽騎手を鞍上に迎えて、おうし座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた24戦目は、しし座特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤壽騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた25戦目は、うお座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤壽騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた26戦目は、わし座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤壽騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤壽騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、品川区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤壽騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。