ダイワリート（1988年生、母ユキワリザクラ）

ダイワリート（1988年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロングリート（当時9歳）と交配したユキワリザクラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨタケ牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の山中湖特別(900万下)。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

8月12日、デビュー戦は中野栄治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシンボリフォルテに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月24日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのすずかけステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野栄治騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

3歳（1991年）

2月24日、中8週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で中野栄治騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったアクティブハートにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

3月16日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中野栄治騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したモガミデドンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

4月13日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で中野栄治騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で中野栄治騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブランドチャチャをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の赤倉特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中野栄治騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中野栄治騎手（8戦2勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で中野栄治騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハートインナウを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

11月30日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で中野栄治騎手（10戦3勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で中野栄治騎手（11戦3勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

4歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた15戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は中野栄治騎手（12戦3勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、’92ファイナルカップ（中山芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月1日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中野栄治騎手（13戦3勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

5歳（1993年）

3月4日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた20戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山侯彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（1994年）

4月14日、約10か月の休み明けで迎えた21戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた22戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。