メガスターダム（1999年生、母フミノスキー）

メガスターダム（1999年4月2日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時19歳）と交配したフミノスキーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地21戦5勝2着4回。2002年の菊花賞(G1)で3着に入った他、2002年の日本ダービー（東京優駿）(G1)で4着に入る活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高橋修から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノースヒルズマネジメントによって2,205万円で落札された。

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月4日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったパルフェに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたワンダークリスタル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファイトブライアンに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月8日、中2週で迎えた7戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、モノポライザーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月22日、中1週で迎えた8戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のマチカネアカツキをハナ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

3歳（2002年）

2月10日、中6週で迎えた9戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた10戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（9戦1勝）。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマチカネアカツキに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（11戦2勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

9月22日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（12戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた15戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（13戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5歳（2004年）

12月19日、約26か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永幹夫騎手（14戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたスズノマーチ決め手に屈してハナ差の2着となった。

6歳（2005年）

1月5日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永幹夫騎手（15戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永幹夫騎手（16戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はブライアンズレターと並んで1着同着となった。

2月19日、中2週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（17戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のサンライズペガサスを3/4馬身振り切って重賞2勝目を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた21戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（18戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。