キングロマネスク（2006年生、母プリモディーネ）

キングロマネスク（2006年2月2日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「王様＋ローマ風」。毛色は芦毛。種牡馬のMaria's Mon（当時13歳）と交配したプリモディーネが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、地方19戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C3-2。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

3歳（2009年）

11月17日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るホクテンキャピタルを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2010年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3-3（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったレッドライオンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた5戦目は、こもれびの里日高町賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のワールドプレミアに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月9日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプラチナチャームに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、アポイ岳賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオンザビートに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた9戦目は、優駿浪漫街道賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた10戦目は、道南・後志・石狩地区農協「よい食」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた12戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月22日、中1週で迎えた13戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2-2（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、エリモシャクナゲ賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（11戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐冬樹騎手（12戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-2（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で五十嵐冬樹騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月18日、連闘で迎えた18戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、サッポロ冬物語特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2011年）

5月4日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、スピーディワンダー特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（14戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた20戦目は、アヤメ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（15戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。