ラストブラッサム（2017年生、母レディブラッサム）

ラストブラッサム（2017年1月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母馬の最後の仔」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したレディブラッサムが22歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の迎春賞(一般C1三四)。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月14日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

3歳（2020年）

1月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた4戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

6月14日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

8月15日、中8週で迎えた8戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月16日、中8週で迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鶫特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセイウンノアに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシエスタキーに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月14日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラダヴィンチに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2021年）

1月1日、中2週で迎えた12戦目は、迎春賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤルオペラを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月21日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

5月22日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月29日、中9週で迎えた15戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、やまなみ五湖「奥相模湖」賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリズムリバーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月17日、中6週で迎えた16戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクサナギを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

10月15日、中3週で迎えた17戦目は、紫苑賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のリコーモラーヌに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月22日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の落葉特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5歳（2022年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、沈丁花特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた20戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、エイプリルスター賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったルイジアンナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月18日、中5週で迎えた21戦目は、草笛特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた22戦目は、梅雨明かり特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタンクティーエーに4馬身の差をつけて制した。

7月6日、中2週で迎えた23戦目は、月下美人特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月25日、中6週で迎えた24戦目は、秋風月特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったヴァヴィロフを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月14日、中2週で迎えた25戦目は、夕月夜特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサンエイウルフをクビ差振り切って勝利をモノにする

6歳（2023年）

5月19日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、開成町阿波おどり特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた27戦目は、短夜特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したエリオットを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中2週で迎えた28戦目は、hadastagram杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた29戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、倉兼騎手おつかれ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。