ブライティアマリン（1998年生、母アルファベイビー）

ブライティアマリン（1998年6月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のペルジノ（当時7歳）と交配したアルファベイビーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はコアレススタッド。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月3日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は386kg。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったチェイスユアラヴに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったレディショールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエドノレイクを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2001年）

2月17日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

4月8日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

8月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた9戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチヨノスターに5馬身の差をつけて制した。

4歳（2002年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早春賞（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（9戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた15戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御宿特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（10戦2勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月15日、中8週で迎えた18戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の磐越特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

10月19日、中8週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた23戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエビスオペラをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月16日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5歳（2003年）

1月12日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。