タニノポリス（1990年生、母タニノデザート）

タニノポリス（1990年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のペルセポリスⅡ（当時11歳）と交配したタニノデザートが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、中央障害17戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

宮本悳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月10日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミヤオーギユリにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

7月25日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ユウキサンサンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月14日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のツジグランドヒカリに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた13戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

4歳（1994年）

2月5日、中6週で迎えた15戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニンマギールから8馬身差の2着となった。

3月19日、中2週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリモフォーサイトから6馬身差の2着となった。

5月1日、中3週で迎えた19戦目は、A.ホーソン騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったレガシークイーンから3馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で出津孝一騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で出津孝一騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で出津孝一騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で出津孝一騎手（11戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（1995年）

1月14日、中2週で迎えた28戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月20日、約7か月半の休み明けで迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は出津孝一騎手（12戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（13戦0勝）。9頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のマンジュデンアエラに6馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月16日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ重賞の京都障害ステークス（秋）（京都障害芝→ダート3170m 雨）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（14戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。