プリンセスヒムカ（1992年生、母テンザンヒムカ）
Princess Himuka
1992.04.11
プリンセスヒムカ（1992年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のプリンスオブバーズ（当時7歳）と交配したテンザンヒムカが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回、地方28戦5勝2着4回。1994年のクローバー賞(オープン)で2着に入った他、1997年のブラッドストーンオープン(A1)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1994年）
6月19日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は420kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るストレートアンサーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
7月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳オープン（札幌芝1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。
7月31日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。
8月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ヤマニンアリーナに半馬身交わされて2着となった。
9月11日、中2週で迎えた5戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（函館ダート1000m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。
9月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。
10月16日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、チェリーホーラーにクビ差交わされて2着となった。
11月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。
3歳（1995年）
2月12日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。
2月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下の雪割草特別（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。
3月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
3月26日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
4月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林徹弥騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。
4月29日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林徹弥騎手（11戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルメンレデイーに9馬身の差をつけて制した。
5月14日、中1週で迎えた15戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（京都芝1600m 外回り 雨/重）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。
6月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（12戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。
7月9日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。
7月22日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（14戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアイランドジャンボをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。
10月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、アカシア特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミリオンボールに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。
11月1日、中2週で迎えた20戦目は、中京スポ杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカゴールドに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。
12月6日、中4週で迎えた21戦目は、福重正吾騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。10着に敗れた。
4歳（1996年）
1月4日、中3週で迎えた22戦目は、新春グランプリ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。
1月19日、中1週で迎えた23戦目は、ガーネット特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったライデンスキーから2馬身半差の2着となった。
3月1日、中5週で迎えた24戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。
3月20日、中2週で迎えた25戦目は、白坂芳文騎手を鞍上に迎えて、名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。
4月11日、中2週で迎えた26戦目は、ダイヤモンドカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。
5月30日、中6週で迎えた27戦目は、エメラルド特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメモリーコールから2馬身差の2着となった。
7月24日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、スプリンター争覇（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のハクリュウセンプーをアタマ差制して6勝目を挙げた。
8月8日、中1週で迎えた29戦目は、東海キング（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月22日、中1週で迎えた30戦目は、サードニクス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマグマアタッカーをハナ差制して先頭ゴールを果たした。
9月5日、中1週で迎えた31戦目は、サファイア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリキアラシをアタマ差制して制した。
10月10日、中4週で迎えた32戦目は、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（10戦5勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。
11月14日、中4週で迎えた33戦目は、圓田修騎手を鞍上に迎えて、トパーズ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。
12月25日、中5週で迎えた34戦目は、駒野特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で圓田修騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。
5歳（1997年）
1月3日、連闘で迎えた35戦目は、酒井作男騎手を鞍上に迎えて、新春グランプリ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
1月22日、中2週で迎えた36戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は圓田修騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。
2月5日、中1週で迎えた37戦目は、アメジストオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で圓田修騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネショウユウホーから半馬身差の2着となった。
3月5日、中3週で迎えた38戦目は、ブラッドストーンオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（11戦5勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマジックガールから3馬身差の2着となった。
3月28日、中2週で迎えた39戦目は、ファイナルオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は圓田修騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
4月9日、中1週で迎えた40戦目は、地方重賞のダイヤモンドカップ（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で圓田修騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。
5月28日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、エメラルドオープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で圓田修騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。
7月1日、中4週で迎えた42戦目は、タンザナイトオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で圓田修騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。
7月21日、中2週で迎えた43戦目は、地方重賞の名港盃 1組（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で圓田修騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。
8月21日、中3週で迎えた44戦目は、村瀬好彦騎手を鞍上に迎えて、サードニックスオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月3日、中1週で迎えた45戦目は、地方重賞のスプリンター争覇（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村瀬好彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月18日、中1週で迎えた46戦目は、サファイアオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村瀬好彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。