シリウス（2021年生、母アイラインローザー）

シリウス（2021年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「おおいぬ座α星。地球上から見える最も明るい恒星」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時11歳）と交配したアイラインローザーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は川端英幸。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川端英幸から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、社台ファームによって572万円で落札された。2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、石川達絵によって2,310万円で落札された。

石坂公一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月19日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー小倉（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、逃げるムームに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月9日、中8週で迎えた4戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、エコロエイトに交わされて2馬身差の2着となった。

3歳（2024年）

1月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田口貫太騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のハリウッドブルースに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

6月30日、中7週で迎えた9戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた11戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた12戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4歳（2025年）

1月26日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月22日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田裕一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、スナークシュンソウに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4月12日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスパークルジョイを上がり4位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

7月27日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

9月15日、中6週で迎えた18戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新涼特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた19戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

2025年10月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。