オージーウィング（2008年生、母マチカネコチフカバ）

オージーウィング（2008年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時15歳）と交配したマチカネコチフカバが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）二風谷ファーム。戦績は、地方42戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

渡辺和雄厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2011年）

6月27日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったタイセイフリートにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスターオブジュピタを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のコウギョウメンバーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月3日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた6戦目は、しながわ水族館開館20周年記念（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（2012年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3月8日、中5週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5月4日、中7週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、立夏賞（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイミーワインを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中4週で迎えた12戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月15日、中7週で迎えた15戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、初冬特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月27日、中3週で迎えた17戦目は、新日本プロレスリング賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

5歳（2013年）

2月6日、中5週で迎えた18戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四ア（船橋ダート1500m 小雪/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したクールドボーイにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月6日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のジェネラルオルキスをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

4月26日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月14日、中6週で迎えた22戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた23戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、政史と湖弓四十路末脚入籍記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレーヴボラールに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月26日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた27戦目は、谷井博樹・日本赤十字社有功章受章12周年（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたウッチャリ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2十十一十二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のピーエムイレブンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月14日、中4週で迎えた29戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

6歳（2014年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた32戦目は、5歳以上C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上C3一二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

2月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月7日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた35戦目は、5歳以上C3一二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた36戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月18日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3二（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた39戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月13日、中2週で迎えた40戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた41戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた42戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。