クロスマシェリ（2004年生、母ハートフルシャワー）

クロスマシェリ（2004年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋恋人（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時16歳）と交配したハートフルシャワーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方14戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年のプロキオン特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月10日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

7月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた6戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

10月14日、中3週で迎えた8戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジーガーウイングを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

11月26日、中1週で迎えた11戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコアレスタイガーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

12月23日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-5（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のストロングビートに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2008年）

1月2日、中0週で迎えた14戦目は、シクラメン賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、小木とも旗祭り杯（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミッシーマインドにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトップウーマンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

5月6日、連闘で迎えた18戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコアレスタイガーに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦3勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた21戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で中川雅之騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。