シングスピール（1992年生、母Glorious Song）
Singspiel
1992.02.25
シングスピール（1992年2月25日）は、アイルランドで生まれた競走馬、種牡馬。1996年にエクリプス賞最優秀芝牡馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のIn The Wings（当時6歳）と交配したGlorious Songが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦1勝、海外19戦8勝。1997年のインターナショナルステークス(英・G1)に勝利した他、1997年のコロネーションカップ(英・G1)を制するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 20戦9勝 [9-8-0-3/20]
- 総賞金国内
- 1億3,561万円
- 生年月日
- 1992年2月25日
- 出生国
- アイルランド
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 鹿毛
- 厩舎
- M.スタウト海外
- 馬主
- モハメド殿下
- 生産者
- Sheikh Mohammed bin Rashid Al Maktoum
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のGlorious Songは海外G1・4勝（米国ダ[4勝]）。祖母のBalladeは海外8戦2勝。曾祖母のMiss Swapscoは海外30戦9勝。父のIn The Wingsは海外G1・3勝（仏国芝,米国芝,英国芝）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Mirza＝Mumtaz Begum | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Hail to Reason | 5×3 | 15.62% |
| 牡 | Herbager | 5×3 | 15.62% |
| 牡 | Nearco | 5*7*7×6 | 6.25% |
| 牡 | Mahmoud | 6×5*5 | 7.81% |
| 牡 | Pharos | 6×7*7*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Hyperion | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Phalaris | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Blenheim | 7×6*6*7 | 4.68% |
| 牡 | Gainsborough | 7×7*7 | 2.34% |
| 牡S | Nasrullah | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Blue Larkspur | 6*6*6 | 4.68% |
| 牡M | Firdaussi | 6*6 | 3.12% |
| 牡M | Solario | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Teddy | 7*7*7 | 2.34% |
| 牝 | Almahmoud | 5×4 | 9.37% |
| 牝 | Selene | 7×6 | 2.34% |
| 牝S | Lalun | 5*6 | 4.68% |
| 牝M | Plucky Liege | 7*7 | 1.56% |
| 牝M | Serenissima | 7*7 | 1.56% |
| 牝M | Mumtaz Mahal | 7*7*7 | 2.34% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- サドラーズウェルズ系
- ファミリーナンバー
- 12-c
レース成績
経歴
2歳（1994年）
9月6日、16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。5着に終わった。
9月21日、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のEmbryonicに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
10月8日、6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったCeltic Swingから8馬身差の2着に敗れた。
3歳（1995年）
4月29日、重賞競走への出走は初となった。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったペンタイアからクビ差の2着となった。
5月9日、3歳G3のチェスターヴァーズ（イギリス・チェスター芝2472m）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6月25日、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のパリ大賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。G1級競走への出走は初となった。10頭立ての3番人気でレースに臨んだ。最後は、勝ったValanourからクビ差の2着に惜敗した。
7月8日、G1のエクリプスステークス（イギリス・サンダウン芝2002m）に出走。鞍上は2戦連続でM.キネーン騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったHallingからクビ差の2着となった。
8月15日、鞍上は3戦連続でM.キネーン騎手（2戦0勝）。4頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったペンタイアから短アタマ差の2着に甘んじた。
9月8日、3歳戦のO&Kトロイステークス（イギリス・ドンカスター芝2393m）に出走。鞍上は4戦連続でM.キネーン騎手（3戦0勝）。3頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のJumairah Sunに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。
4歳（1996年）
4月27日、G3のゴールデンリチャードステークス（イギリス・サンダウン芝2002m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のピルサドスキーに3馬身の差をつけて悲願の重賞初制覇を果たした。
6月8日、G1のコロネーションカップ（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。鞍上はM.キネーン騎手（4戦1勝）。4頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったSwainからクビ差の2着に甘んじた。
7月9日、G2のプリンセスオブウェールズステークス（イギリス・ニューマケット (ジュライコース)芝2414m）に出走。鞍上は2戦連続でM.キネーン騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったPosidonasから1馬身1/4差の2着に敗北した。
9月14日、C.アスムッセン騎手を鞍上に迎えて、4頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のWall Street IIに1馬身の差をつけて同レース2勝目を挙げた。
9月29日、G.スティーヴンス騎手を鞍上に迎えて、G1のカナディアン国際（カナダ・ウッドバインオールウェザー2414m）に出走。7頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のチーフベアハートに2馬身の差をつけてG1ホースの称号を奪取した。
10月26日、鞍上は2戦連続でG.スティーヴンス騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番ゲートからスタート。最後は、勝ったピルサドスキーから1馬身1/4差の2着に敗北した。
11月24日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（2戦2勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファビラスラフインをハナ差振り切って最強馬の称号を掴み取った。
5歳（1997年）
4月3日、J.ベイリー騎手を鞍上に迎えて、ドバイワールドカップ（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバダート2000m）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のSiphonに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。
6月6日、G1のコロネーションカップ（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（3戦3勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のDushyantorに5馬身の差をつけて3つ目のG1タイトルを奪取した。
7月26日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上は2戦連続でL.デットーリ騎手（4戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8月19日、G1のインターナショナルステークス（イギリス・ヨーク芝2089m）に出走。鞍上は3戦連続でL.デットーリ騎手（5戦4勝）。4頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のデザートキングに1馬身半の差をつけてG1・4勝目をマークした。