インターミラージュ（1988年生、母チヨダマハール）

インターミラージュ（1988年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアスワン（当時9歳）と交配したチヨダマハールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方8戦2勝2着2回。1990年のアイビーステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

7月22日、デビュー戦は中野栄治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボードセイリングを凄まじい末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた6戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のきんせんか賞（東京芝1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフラッシュシャワーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3歳（1991年）

2月10日、中6週で迎えた9戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4歳（1992年）

5月17日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

6月6日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノタイショウに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月27日、中4週で迎えた16戦目は、初冬特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタサンヒカリからクビ差の2着に甘んじた。

12月22日、中3週で迎えた17戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったコクサイノーブルから1馬身差の2着に敗北した。

5歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた18戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、一般B3四 C1二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のターントゥコトブキに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

8月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた19戦目は、江ノ島特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた20戦目は、丸子橋特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた21戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。