ヒーリングアート（2020年生、母サンテミリオン）

Healing Art

2020.05.04

ヒーリングアート（2020年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「癒しの芸術」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したサンテミリオンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年のSAKURA7ハロン(C3一)。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月22日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4月22日、中7週で迎えた3戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた4戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大久保友雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

2023年6月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2024年）

1月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた7戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた8戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（姫路ダート1500m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったラプンツェルムーンを半馬身捉え切れず2着となった。

3月28日、中2週で迎えた11戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったヨシノカトリヤに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた12戦目は、SAKURA7ハロン（園田ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュンダッシュに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉村誠之助騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ホウオウベリテに交わされて3馬身差の2着に敗北した。