ノーブルルージュ（2012年生、母スプラッシュビート）

ノーブルルージュ（2012年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋口紅」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時14歳）と交配したスプラッシュビートが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）門別牧場。戦績は、中央平地37戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって262.5万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、吉木伸彦によって1,026万円で落札された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

6月8日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のデンコウハシャに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月16日、中9週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦1勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず14着に敗れた。

11月2日、中7週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下の秋明菊賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

3歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

2月28日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（6戦1勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月12日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（9戦1勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

12月12日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4歳（2016年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（11戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（12戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（13戦1勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高倉稜騎手（14戦1勝）。17頭立ての5番人気で18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月10日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高倉稜騎手（15戦1勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のサトノユニコーンに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月6日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で高倉稜騎手（16戦2勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月28日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で高倉稜騎手（17戦2勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

12月17日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で高倉稜騎手（18戦2勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

5歳（2017年）

1月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高倉稜騎手（19戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で高倉稜騎手（20戦2勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で高倉稜騎手（21戦2勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で高倉稜騎手（22戦2勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で高倉稜騎手（23戦2勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で高倉稜騎手（24戦2勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアズマクィーンに3/4馬身届かず2着となった。

4月30日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で高倉稜騎手（25戦2勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

8月5日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で高倉稜騎手（26戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月20日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で高倉稜騎手（27戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

12月16日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で高倉稜騎手（28戦2勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

6歳（2018年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で高倉稜騎手（29戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

7月28日、約7か月の休み明けで迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で高倉稜騎手（30戦2勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月19日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で高倉稜騎手（31戦2勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた36戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（32戦2勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。