カシノコールテン（2004年生、母ブラボーコール）

カシノコールテン（2004年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋コール天（コーデュロイ）。丈夫な馬であれ」。毛色は鹿毛。種牡馬のサイレントハンター（当時11歳）と交配したブラボーコールが21歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上C1 12。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月30日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

11月12日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた3戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

3歳（2007年）

5月30日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月8日、中5週で迎えた5戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサーチフォーヒットに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中1週で迎えた6戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したユキノハナグルマを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタサンアイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヴォールラウトをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたワカオリマンド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（6戦2勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウインウォリアーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノローディを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切ってファンの高評価に応えた。

4歳（2008年）

1月3日、中0週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月13日、中0週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウインウォリアーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

2月3日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上C1 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のウインウォリアーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月23日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（13戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（14戦3勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダッシュオンを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

5月5日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（15戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（16戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で南谷圭哉騎手（17戦3勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で南谷圭哉騎手（18戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月5日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月20日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（19戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（20戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（21戦3勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（22戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（23戦3勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。