ユカナ（2009年生、母パッションキャリー）

ユカナ（2009年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時17歳）と交配したパッションキャリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）中田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方36戦5勝2着2回。2011年のフォーティナイナーズサン賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月19日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい5着に終わった。

7月21日、中8週で馬体重を前走から34kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のベルガモットティーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

8月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアスニカケルハシに2馬身の差をつけて優勝

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ラプタークラウドに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのフォーティナイナーズサン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島洋人騎手（6戦2勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るレコパンを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月13日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で川島洋人騎手（7戦3勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

11月27日、中5週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

3歳（2012年）

4月19日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカレカレに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

5月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゆうがお特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のききょう特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた16戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のリッチに3馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

10月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2013年）

4月22日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、たて座特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた20戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、万緑特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた22戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、エルタニン特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

7月8日、中0週で迎えた23戦目は、～イルミネーションフラッシュ～（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2三四五（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2015年）

9月30日、約26か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた30戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったグランエンペラーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7歳（2016年）

1月12日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3十二十三（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた33戦目は、一般C3十二十三十四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3十四十五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

4月21日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた36戦目は、しずない桜まつり特別（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた37戦目は、童話村たきのうえ芝ざくら特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた38戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。