ヴォーノ（2017年生、母ハートアイリス）

ヴォーノ（2017年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時12歳）と交配したハートアイリスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2021年の今年は見せたい巾着田曼珠沙華賞(一般C1五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、サイプレスホールディングスによって648万円で落札された。

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月10日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコパノマーキュリーにハナ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2020年）

2月8日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

4月4日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた4戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月14日、中6週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2021年）

2月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、馬い!?明日開催池尻軒先マルシェ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた8戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、今年は見せたい巾着田曼珠沙華賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のバトルチャンプに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月25日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、荷風賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1三四五ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた11戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクイックワーカーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月4日、中2週で迎えた12戦目は、トマト賞（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったカンバンムスメに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた13戦目は、かわさきジャズキーアーティスト記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイロングタイムに9馬身の差をつけて優勝

10月11日、中2週で迎えた14戦目は、#0 藤井祐眞杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るケンブリッジイーサを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

11月10日、中3週で迎えた15戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールデンサイクルに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月14日、中4週で迎えた16戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、スプリットロックに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

1月11日、中3週で迎えた17戦目は、白富士特別（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦3勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月24日、約6か月半の休養明けで迎えた18戦目は、夏の陣特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、稲富大大笑典（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、晩秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（7戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた21戦目は、稲富たまにはやるってよ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

6歳（2023年）

1月30日、中6週で迎えた22戦目は、氷瀑特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（9戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったジュンハンスにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

2月28日、中3週で迎えた23戦目は、忘れ雪特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（10戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月13日、中5週で迎えた24戦目は、カシオペア座特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（11戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月19日、中4週で迎えた25戦目は、開成町あじさいまつり特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（12戦3勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた26戦目は、水無月特別（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（13戦3勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい5着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた27戦目は、納涼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（14戦3勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。