ベンガラグンジョウ（2016年生、母カタマチボタン）

ベンガラグンジョウ（2016年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「弁柄色と群青色。金沢の町家を代表する壁の色」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時10歳）と交配したカタマチボタンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月15日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は532kg。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったハクモクレンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3歳（2019年）

3月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオンザウェイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリワードアンヴァルを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

8月10日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2020年）

1月12日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月22日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた10戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

2020年4月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月9日、中5週で迎えた11戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、馬産地日高賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ワンポイントに交わされて4馬身差の2着となった。

5歳（2021年）

1月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた12戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、末広がり特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

3月5日、中8週で馬体重を前走から23kg絞って迎えた13戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、啓蟄特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

3月15日、中0週で馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた14戦目は、桜月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた15戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、ダイコンちゃん特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 17（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた19戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西森将司騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた20戦目は、早く集まりたいね特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で西森将司騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた21戦目は、ファイナルレース（高知ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で西森将司騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた22戦目は、ぼうしパン特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西森将司騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた23戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で西森将司騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

9月4日、中1週で迎えた24戦目は、水晶文旦のマーマレード特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で西森将司騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で西森将司騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で西森将司騎手（11戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月23日、中1週で迎えた27戦目は、隆史君おめでとう特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で西森将司騎手（12戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で西森将司騎手（13戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で西森将司騎手（14戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したトマティーナにアタマ差届かず2着となった。

12月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で西森将司騎手（15戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月18日、中1週で迎えた31戦目は、弘秋和道おおきに特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で西森将司騎手（16戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で西森将司騎手（17戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2022年）

1月18日、中2週で迎えた33戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で西森将司騎手（18戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で西森将司騎手（19戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウモチヅキに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

デビュー前

東原己俊厩舎（高知）へ入厩。

2月15日、デビュー戦は西森将司騎手を鞍上に据えて、ウメ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。

2月22日、中2週で迎えた35戦目は、カイドウツバキ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は21戦連続で西森将司騎手（20戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた36戦目は、土佐ジロー特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で西森将司騎手（21戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で西森将司騎手（22戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた38戦目は、祝陸奥守極四周年特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で西森将司騎手（23戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。