ダイナミックガード（2008年生、母ウィンブルーム）

ダイナミックガード（2008年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「活動的に守る」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時12歳）と交配したウィンブルームが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地3戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般C18。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月8日、デビュー戦は鷹野宏史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月27日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花吹雪賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったエンタープライズをハナ差捉え切れず2着となった。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサマーカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4歳（2012年）

3月27日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、大平有馬くん入学記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーセンミウラに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた9戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスプリングエルボに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。