パワーホークスター（2005年生、母ローズレディ）

パワーホークスター（2005年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時11歳）と交配したローズレディが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、地方25戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の足立ビューティフルウィンドウズ賞(一般C1一)。

経歴

デビュー前

佐々木功厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

10月25日、デビュー戦は野沢憲彦騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は485kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3歳（2008年）

1月7日、中7週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4歳（2009年）

1月7日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた4戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

2月3日、中3週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本多正賢騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したリノーンマイアにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月10日、中4週で迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本多正賢騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本多正賢騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトーセンエッセンスをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

5月7日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本多正賢騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のシルクロージネスをクビ差振り切って勝利をモノにする

6月11日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2六アイ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で本多正賢騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンブートニーニョを別次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて制した。

6月30日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で本多正賢騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェンネルに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月19日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で本多正賢騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフラッグハンターに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月7日、中2週で迎えた12戦目は、立秋特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で本多正賢騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモパライソに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月26日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本多正賢騎手（9戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウセイオーに1馬身3/4の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月16日、中6週で迎えた14戦目は、菊花特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で本多正賢騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイブルバディッドに1馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

12月23日、中9週で迎えた15戦目は、師走特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で本多正賢騎手（11戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5歳（2010年）

6月11日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、荷風特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で本多正賢騎手（12戦8勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた17戦目は、足立ビューティフルウィンドウズ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で本多正賢騎手（13戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイゴールドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月25日、中2週で迎えた18戦目は、アンタレス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で本多正賢騎手（14戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトップフィーリングにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

8月29日、中4週で迎えた19戦目は、野馬追賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で本多正賢騎手（15戦9勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた20戦目は、パルス藍住賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で本多正賢騎手（16戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

6歳（2011年）

5月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5月26日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた22戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、JAいちかわ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月6日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた23戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、オープス中郷賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた24戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、パール賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた25戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、ピーナッツ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。