ロンギングエース（2010年生、母ギーニョ）

ロンギングエース（2010年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「待望のエース」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したギーニョが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地30戦3勝2着3回、地方12戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、坂本浩一によって1,890万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月29日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3歳（2013年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったリキサンステルスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトキメキボーイを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月22日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の小金井特別（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。最後はリキサンステルスと並んで1着同着となった。

10月12日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

4歳（2014年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（9戦2勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったヴァンガードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月19日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（10戦2勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋脩騎手（11戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

11月9日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石橋脩騎手（12戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月7日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2015年）

1月5日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したダノンミシガンにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月21日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエルドリッジに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4月18日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

7月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の天の川賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（14戦2勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

7月26日、中1週で迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月26日、中8週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（15戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた25戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

6歳（2016年）

3月13日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた28戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（16戦2勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた30戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の絆カップ（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた33戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、初冬特別（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた34戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北上川大賞典（水沢ダート2500m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた35戦目は、2016ファイナル特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7歳（2017年）

4月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた36戦目は、卯月特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた37戦目は、仲春特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月20日、中3週で迎えた38戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、M3のあすなろ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた39戦目は、麦秋特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた40戦目は、深緑特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた41戦目は、文月特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた42戦目は、盛岡舟っこ流し特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。