タニノマウナケア（1994年生、母タニノターゲット）

タニノマウナケア（1994年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時8歳）と交配したタニノターゲットが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回。1997年のアネモネステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月7日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、勝ったメイショウキミカゲにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイエクレールを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた5戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったフミノパラダイスにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

4月6日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあやめ賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のなでしこ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

11月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のゴールデンページを3/4馬身振り切って久々の一戦を制した。

11月29日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

4歳（1998年）

1月11日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた14戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。