マイフォルテ（2014年生、母ヴィフォルテ）

My Forte

2014.02.25

マイフォルテ（2014年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私の得意。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したヴィフォルテが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。2020年のオグリキャップ記念(地方重賞)に勝利した他、2020年の六甲盃(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月7日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアグネスフォースに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月8日、中2週で迎えた4戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセクターヒーローに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月29日、中2週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジューンリーザに8馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

8月1日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた7戦目は、GJCチャンピオンジョッキー賞（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るウォーターティアナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月13日、中4週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上B2（園田ダート1870m 晴/重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は田中学騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオースミマルスに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、ひょうごの穂々笑実特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンミコノスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月26日、中3週で迎えた11戦目は、オッズパーク杯（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のビクトリーミノルに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2018年）

1月23日、中3週で迎えた12戦目は、宝塚特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノハミルトンに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月22日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上A2（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（6戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノスマイルを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

5月25日、中8週で迎えた14戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（7戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンホクトセイを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月13日、中6週で迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ラジオ大阪・OBCドラマティック競馬賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月17日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5歳（2019年）

3月26日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた18戦目は、陽春特別（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた19戦目は、あやめ賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた20戦目は、開宴 尼崎城特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したマコトタリスマンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた21戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた22戦目は、丹波篠山デカンショ特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた23戦目は、チャオ特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したナリタミニスターに半馬身届かず2着となった。

6歳（2020年）

1月30日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、デイジー賞（姫路ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバンローズキングスに1馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

2月26日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上A1（園田ダート1870m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジンギに1馬身3/4の差をつけて勝利数を11に伸ばす

3月19日、中2週で迎えた26戦目は、京都府産たまご特別（園田ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマコトタリスマンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

4月30日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた27戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキャッスルクラウンを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

6月4日、中4週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた28戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月1日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦4勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

7歳（2021年）

5月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。