ツキミハナミ（2009年生、母ハギノオマージュ）

ツキミハナミ（2009年2月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月見花見」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したハギノオマージュが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地21戦0勝2着2回、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本桐牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、木村信彦によって1,312.5万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月14日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

10月9日、中7週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2012年）

1月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

1月29日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したウインドグラスにハナ差届かず2着となった。

7月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったインスペードに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月4日、連闘で迎えた15戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

9月12日、中5週で迎えた16戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のサザンネストをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月27日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサワノボンバーを途轍もない末脚で3/4馬身差し切って2勝目を掴み取った。

12月1日、中8週で迎えた18戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、6着に入り込んだ。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4歳（2013年）

1月27日、中5週で迎えた20戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

4月7日、中9週で迎えた21戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月7日、中9週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

10月6日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月2日、中3週で迎えた25戦目は、津野山神楽特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた26戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月17日、連闘で迎えた27戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた29戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西山裕貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた30戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。