アルファマルス（1993年生、母アルファローズ）

アルファマルス（1993年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のフェアジャッジメント（当時9歳）と交配したアルファローズが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）秋田牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

9月18日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

3歳（1996年）

2月3日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

6月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月7日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエアパラダイスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（1997年）

2月23日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた13戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月17日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったハートシェイプから2馬身半差の2着となった。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、佐渡特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

6月28日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた19戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。0着に敗れた。

8月17日、連闘で迎えた20戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ミヤギローマンに交わされて2馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた22戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1998年）

3月29日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた25戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた26戦目は、佐渡特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた27戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月19日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。